世界の家を学ぼう とんがり屋根の円い石の家・トゥルッリ 世界遺産 雨水がしみ込むのを防ぐ 雨漏り
2020年7月6日更新
上の写真はイタリア・プーリア州にあるアルベロベッロという街で
とんがり屋根の円い石の家・トゥルッリで知られています。
トゥルッリの歴史はたいへん古く、紀元前8世紀にはすでにつくられていたと考えられています。
古いものを壊しては新しい家を建てる、ということをくり返し行っていたことから、
現在、16世紀以前の古いトゥルッリは見つかっていません。アルベロベッロにはトゥルッリが数多く残っていて、
その美しい景観から1996年にユネスコの世界遺産として登録されました。
とんがり屋根の円い家・トゥルッリの特徴
とんがった円すい型ドームの屋根とまっ白な外壁が印象的なトゥルッリは、おもに石灰岩でできている家です。
トゥルッリのある地域は、地下に石灰岩層が広がっており、石灰岩はいろいろな厚さに切り出して、
石と石の間をつなぎ合わせるようなモルタルは使いません。とんがり屋根のてっぺんまできれいに積み重ねて
作っているため、家の内部から屋根部分を見上げると、石灰の切石がぐるりと円い輪のように連続している様子が見えます。
とんがり屋根の外側は、何層にも重ねられたうすい板状の石灰岩でおおいます。
何層も重ねるのは、家の内部に雨水がしみ込むのを防ぐため。そして、内部の切石と外の仕上げ石灰岩の間には、
細かい石がつめられています。そのため壁が厚くなり、0.8~2mほどにもなります。
厚い壁にさえぎられていても明るい部屋
トゥルッリの厚い壁には外側も内側も白い石灰がぬられています。この白くて厚い壁は、
紫外線を防いだり外気をしめ出したりして家を保温する役割をもっています。一方、
厚い壁は外からの光を取り込みにくく、部屋は暗くなりがち。さらに暑さを避けるため、
入り口や窓は小さく、少ないつくりになっています。それにもかかわらず、
家の中に入ると明るく清潔な印象を受けます。これは、まっ白な壁が、暗くなりがちな部屋を
明るく広く感じさせてくれるのです。
まとめるとトゥルッリは
①土地にある資源で家を建てている。
②夏の季節を乗り越えるために厚い壁になっている。
③中までも白い壁のおかげで部屋が明るく見える
ということでね。
私としては綺麗な町並みで好きな家の一つです。世界の家って神秘的な家が多くて目を奪われますよね。
それではこの辺りで失礼いたします。また世界の家について学んでいきましょう。
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