外壁の種類について②(樹脂系サイディング・木質系サイディング)
2020年7月30日更新
今回は、樹脂系サイディングと木質系サイディングについてご説明します。
■樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂が使用されたサイディングで耐久性や耐候性に優れていて寒さや酸性雨にも強く、ひび割れしにくいのがメリットです。
ただし、耐火性能がなく単色でカラーバリエーションが少ないので国内で普及しない理由です。
◎メンテナンスについて
表面塗装ではなく顔料が練り込んであるため基本的に再塗装は不要です。
オープンジョイント工法と呼ばれる施工方法を採用しているため、継ぎ目のコーキングも不要なのでメンテナンス性が非常に高いです。
メンテナンスが必要になるのは破損したときくらいでしょう。
■木質系サイディング
素材に無垢の木材を使用していて多くは表面に塗装を施してあるのが一般的です。
木材を使用しているので火や強度が心配ですが、現在は無垢の木材に不燃処理を施すことで防火性・耐火性・耐久性を備えるものが増えています。
メリットは断熱性に優れ自然ともよく調和して、木の温もりを感じられる点です。
デメリットはメンテナンスコストが他の外壁材よりもかかる点です。
◎メンテナンスについて
木材は水分を含んだまま長い時間が経過すると腐食や変色につながりやすいという点に注意です。
塗膜が劣化する前に定期的に塗り替えることが大切です。
軒を深くして庇を付けるといった雨対策が木質系サイディングを長持ちさせる秘訣です。
次回は、モルタル・タイル・ALCについてご説明しますので一緒にお勉強しましょう☆
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